自然の多い田舎町でカフェを開きたい
- 岩田さん家族
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- 氏名
- 岩田衣織(夫)、玲子(妻)、長男、猫1匹
- 移住前の住所
- 中国上海市
- 現在の住居
- 中古・戸建て購入
- 移住前後の仕事
【移住前】フリーランスライター
【移住後】カフェPOUND経営。バリスタ+フリーランスライター
移住のきっかけ、あきる野を選んだ理由は?
仕事で各地に取材へ行く中で、古い建物の味わいを上手に生かし、個性的ながら居心地の良いカフェに出会う機会が多く、いつか日本で古民家をセルフリノベーションしたカフェを作りたいと考えるようになりました。第1子の誕生をきっかけに当時暮らしていた中国・上海から帰国し、子育て環境や子どもの将来、仕事の展望、暮らし方などを考え、「自然の多い田舎町でカフェを開く」という思いを実現させるべく、移住先の検討を本格的にスタートしました。
「自然が多い、かつ人の暮らしが感じられる田舎町」「都市圏に接しながら古き良き街並みが残る土地」という条件で、夫婦ともにライター業を続けつつ、空き時間で古民家をカフェに改装するという計画だったため、出版社がある東京都心部へのアクセスの良さと自然環境の良さに惹かれあきる野に移住を決めました。
移住して変化したことは?
人との関わりが濃厚になったことですかね。移住前は近所づきあいは挨拶程度で、仕事関連の人間関係が中心でした。移住後は、すぐに消防団、囃子連といった地元の団体にお誘いいただき、先輩の職人さんの手伝いや造り酒屋でのアルバイトなどを通じて、カフェ開業前の準備期間に地域の方、幅広い業種の方と知り合うことができたことが今では大きな財産となっています。カフェ開業後もアーティスト、クラフト作家、観光業の方など、地元で活躍する方との交流の輪が広がっています。
あきる野でお気に入りの場所はどこですか?
家の近くだと、戸倉城山の山頂からの眺望、戸倉しろやまテラスの昔懐かしい給食ランチがお気に入りです。また、広徳寺の大イチョウ、あゆみ橋から小和田橋にかけての河畔の風景、徳雲院周辺の養沢川沿いの散策路もおすすめです。
あきる野の子育て環境はどうですか?
清流・秋川や里山の風景、街を囲むように連なるハイキング向き低山など、自然の中でゆったり子育てをしたい人にはおすすめの環境です。保育園の待機児童が少なく比較的すんなり入れたこと、小学校への進学後も学童保育が利用できたことで、共働きの我が家としては非常にありがたかったです。また、都市部の高校や大学、専門学校への進学、将来の就職などを視野に入れても、「東京の田舎」には選択肢が多いと思います。
あきる野のマイナス面は?
年間を通して楽しめるような観光スポットが少なく、季節や天候によって観光で訪れる人の増減が激しいです。またせっかく秋川渓谷という観光資源をもちながら、生かし切れていないように感じます。地域の良さを生かしたブランディングをみんなでできるといいですね。
これからの夢は?
今後増えていくであろう移住・開業希望者さん、地元で頑張っている人たちの力を借りながら、地域の魅力を発信していけるような場所でありたいです。カフェ営業に留まらず、幅広く地域の観光や活性化にたずさわる仕事を「秋川渓谷」で増やしていけたらと考えています。
移住を考えている方へのアドバイス
あきる野市は、ほどほどに不便ながら豊かな自然の中に多摩の人情が残る「ちょうどよい田舎」です。おおらかで面倒見のよい方が多く、住む地域によっては人間関係が濃厚になります。人付き合いが苦手という方には向かないかもしれませんが、地域の方や行事に積極的に関わりたい人にはおすすめなマチです。我が家が移住前にしていたことですが、季節や時間帯を変えながら何度か街を訪れ、車で通り過ぎるだけでなく、歩いてみてほしいです。